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天王寺動物園のホッキョクグマ「イッちゃん」、繁殖目的で横浜へ

ホッキョクグマのイッちゃん(8月6日撮影)

ホッキョクグマのイッちゃん(8月6日撮影)

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 天王寺動物園(大阪市天王寺区)が11月21日、同園で飼育しているホッキョクグマの「イッちゃん」(雌、8歳)を繁殖目的のブリーディングローン契約で、よこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市)に出園させると発表した。

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 「イッちゃん」は、2013(平成25)年にノボシビルスク動物園(ロシア)で生まれた。2015(平成27)年に豚まんで知られる蓬莱(浪速区)が、同じく寄贈したゴーゴ(雄、18歳)のお嫁さんとして寄贈し、天王寺動物園に来園した。名前は同社の屋号「551」から名付けられている。2頭の間には、2020年に「ホウちゃん」(雌、1歳)が誕生した。ゴーゴは現在、同じくブリーディングローン契約でズーラシアにいることから、「ゴーゴ」と「イッちゃん」は横浜で、再び繁殖を目指すことになる。

 同園によると、「イッちゃん」と同園に残る「ホウちゃん」の親子は離れ離れになるが、本来野生のホッキョクグマは単独生活でメスと哺乳中の子どものみが2年から2年半だけ行動を共にする習性という。

 「イッちゃん」の出園は休園日の12月26日を予定。12月11日には、「誕生日イベント」(9時45分から20分程度)の開催を、同園内のだいしんワクワクホールで飼育担当者のトークイベント「イッちゃんとホウちゃんの2年間」(11時と14時の2回、各回先着150人)の開催を、それぞれ予定する。

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