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「バーチャルあべのハルカス」構想を発表 リアルとバーチャルの融合目指す

クラスターの加藤直人代表取締役CEO、近鉄不動産・経営企画室の楠浩治部長

クラスターの加藤直人代表取締役CEO、近鉄不動産・経営企画室の楠浩治部長

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 日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)を舞台にした都市型メタバース「バーチャルあべのハルカス」構想を11月9日、同ビルを運営する近鉄不動産(天王寺区)が発表した。

「バーチャルあべのハルカス」のイメージ

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 「バーチャルあべのハルカス」は、VRプラットフォーム「cluster」を運営するクラスターが制作。大阪マリオット都ホテルで行われた会見では、「リアルとバーチャルの融合」「業種に応じた実証実験」「インキュベーション機能を持つバーチャル空間」の3つの目的が明かされた。両社は検討を進め、2023年3月下旬のオープンを予定するという。

 近鉄不動産・経営企画室の楠浩治部長は「近鉄不動産、近鉄グループが所有する施設、建物をどうすれば事業として成り立つかを考えたとき、リアルとバーチャルを融合することによって相互のお客さまの誘客ができるのでは」と狙いを明かし、「ハルカスでは展望台、美術館を近鉄不動産が運営し、(近鉄グループの)ホテルや百貨店も事業をしている。バーチャルあべのハルカスという入り口を一つにして、そこから事業展開をしてきたい。百貨店はECサイトを運営しているが、バーチャル会場でもそういう取り組みができるビジネスモデルを構築する」と意気込む。

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