長期休館中の大阪市立美術館（大阪市天王寺区、天王寺動物園内）で10月8日、本館中央ホールの無料公開があった。

大阪市立美術館

　9月26日から、2年半にわたる大規模な改修工事のため休館している同美術館。開館は1936（昭和11）年で、国の登録有形文化財に登録されている。建てられてから85年以上が経過し、施設や設備が老朽化していることから耐震補強などの大規模改修を行う。美術品収蔵庫の増設、展示環境の改善なども予定する。

　休館前最後の特別展は、7月16日～9月25日に開かれた「ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展」。今回の本館中央ホール無料公開のほか、10月15日には、2023年秋にホテルニューオータニ大阪（中央区）で開催される国際アートフェア「ASIAN FRONT ART SHOW」のプレイベントも貸し切りで行われた。

　大規模改修を終えての再開館は2025年春を予定する。