大阪で唯一の路面電車を運行する阪堺電気軌道(阪堺電車)が10月8日~10日の連休中、モ161形車を臨時特別電車として運行させる。
モ161形車は、1928(昭和3)年に製造された車両で国内現役最古。同社では現在、4両(161号、162号、164号、166号)保有しているが非冷房車のため、夏場などは主に貸し切り電車として運用している。今年の5月5日に4両を通常運行させた際は、多くの鉄道ファンが沿道で撮影していた。
今回の臨時特別電車では、8日午前=モ162号・午後=モ164号、9日午前=モ164号・午後=モ166号、10日午前=モ166号・午後=モ162号の運行を予定する。モ161号車は、定期検査中のため運行はしない。運行状況は「南海アプリ」で確認できる。
同社は今年4月に始めたデジタル乗車券「阪堺電車 トリップチケット(全線1日フリー)」(大人=600円、小児300円)の利用を促し、車内外の撮影をほかの乗客に配慮してほしいと呼びかけている。