第7回あべの歌舞伎「晴(そら)の会」が8月4日~7日、近鉄アート館(大阪市阿倍野区、あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階)で上演される。
「晴の会」は、1997(平成9)年から6年間開塾した松竹・上方歌舞伎塾第1期生の片岡松十郎さん、片岡千壽さん、片岡千次郎さんを中心に2015(平成27)年結成。同年から毎年夏に近鉄アート館で公演を行っていたが、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止された。
今回の演目は、第2回公演で上演した「伊勢参宮神乃賑(いせさんぐうかみのにぎわい)」。昨年5月に亡くなった片岡秀太郎さんが監修した演目で、「晴の会」メンバーをはじめ、片岡當十郎さんら計10人が出演する。
6月26日に行われた記者会見で千壽さんは「(第2回公演の出演は)5人だったので、10人になったのはすごいこと。より濃厚な芝居になると思う」、松十郎さんは「5人で上演していたときより心強い。楽しい舞台ができるのではと期待している。秀太郎旦那がよく言っていた『上方歌舞伎仲良くやれ』ということを胸に、仲良い雰囲気が出せるように務めさせていただきます」と、それぞれ話した。
開演時間は、各日13時、18時の全8公演。チケット料金(前売り)は7,500円(7,000円)。チケット発売日は7月4日。
アベノラクバス(あべのハルカス近鉄本店ウイング館3階)では6月25日から、これまでの公演の写真や映像で振り返る先行展示イベント「あべの歌舞伎 晴の会」が開かれている。7月3日までが前半(第1作~3作)、7月6日~18日が後半(第4作~6作)。入場料は600円。7月4日・5日は休業。7月3日・18日はパネル即売会(入場無料)を行う。