通天閣(大阪市浪速区)に体験型アトラクション「TOWER SLIDER(タワースライダー)」が完成した。
同アトラクションは、同塔3階の中間展望台から地下1階の帰り口まで、スパイラル状に滑り降りる全長60メートルの滑り台。同塔を運営する通天閣観光(同)が、これまでの景色を見るだけの観光施設ではなく、アトラクション的要素を新しく導入し、通天閣をより楽しく、刺激的に体感できるようにと企画した。
地上22メートルから、エレベーター塔の外周を周回(1回転半)して地下1階(地上-4.5メートル)まで、約10秒で一気に滑り降りる仕様で斜度は約30度。透明の遮熱ポリカーボネート板を使用することで、通天閣を見上げながらの滑降を可能としている。スタート時とゴール時の映像をスマートフォンでダウンロードできるサービスも行う。
通天閣観光の高井隆光社長は「(コロナ禍で)冷え切った新世界を盛り上げたい。ピンチをチャンスに変えるために導入した」と明かし、「思っていた以上にスピードが出て、スリル感、どきどき感、わくわく感がいっぱい。大阪、通天閣に来て体感してほしい」と呼びかける。
稼働開始日は5月9日を予定。タワースライダーの営業時間は10時~19時30分。利用料金は大人=1,000円、子ども(小学生~中学生)=500円(展望台への入場料別途要)。対象は7歳~64歳(12歳以下は保護者の承諾が必要)、体重は100キロ以下、身長は120センチ以上。