大阪に夏の訪れ告げる夏祭り「愛染まつり」が6月30日、四天王寺の支院「愛染堂勝鬘院(あいぜんどうしょうまんいん)」(大阪市天王寺区夕陽丘町)で始まった。
【動画】大阪に夏の訪れ告げる「愛染まつり」 宝恵駕籠上げで幕開け
愛染まつりは、天神祭、住吉祭と並んで大阪三大夏祭りの一つに数えられ、夏祭りの先駆けとして知られる。今年は新型コロナウイルス感染症対策で露店営業を中止するなど、規模を大幅に縮小する。会期も例年は3日間だが2日間の開催とし、「愛染明王」「大日大勝金剛尊」の特別開帳、お守りや御朱印の授与を行う。
愛染まつりを毎年盛り上げるのが、例年は公募で選ばれる愛染娘。今年は関係者から推薦された50人の中から、磯崎紗恵梨さん、田中夕彩理さん、中島美紗さん、野澄佳蓮さん、福本唯奈さんの5人が選ばれた。
初日は、境内で愛染娘が乗った宝恵駕籠(ほえかご)のパレードと「駕籠上げ」が行われ、「愛染さんじゃ」「べっぴんさんじゃ」などの掛け声で盛り上がった。今回は新型コロナウイルス対策を徹底して開催することもあり、愛染娘はマスク姿で参加した。
開門時間は10時~18時。7月1日まで。