天王寺動物園(大阪市天王寺区)は6月19日、同園で飼育しているニワトリの「マサヒロ」(オス、5歳)が同日に死んだと発表した。
マサヒロは、2015(平成27)年7月にタヌキやアライグマ用の生餌として同園に来園し、3度も命の危機を乗り越えた。「奇跡のニワトリ」としてメディアに度々取り上げられ、園内で出待ちのファンがいるほどの人気者になった。
同園によると、1年ほど前から調子の悪い時が見られ、投薬により改善する状況が続いていたという。18日にせき込む様子が見られ、19日午後、受診のために動物病院へ連れて行ったところ容体が急変し、処置を施したが、13時47分、獣医師が死亡を確認した。