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阿倍野のベーカリー「ブーランジェリーショー」、オープン直前の火災被害から復活

ベーカリー「ブーランジェリーショー」の川端さん一家

ベーカリー「ブーランジェリーショー」の川端さん一家

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 大阪メトロ谷町線・阿倍野駅近くで開業前に火災被害に遭ったベーカリー「ブーランジェリーショー」(大阪市阿倍野区阿倍野筋4)が11月13日、オープンする。

11月13日にオープンするベーカリー「ブーランジェリーショー」

 同店のオーナー川端正悟さんはパン職人で38年のキャリア。西宮市ではフランチャイズ契約でベーカリーを14年経営していたが、娘3人と一緒に思い通りの店を作ろうと決意。5月9日にオープンする予定だったが、5月5日に隣の飲食店の火の不始末が原因の火事で店舗は全焼し、同所での開業を断念した。3,000万円ほど借りて準備していたが、掛けている保険で下りるのが100万円程度にしかならなかった。

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 火災被害に遭った当日に川端さん一家は話し合い、再び開業することを決意。火事に遭った日から同店のインスタグラムに多くの励ましのメッセージが寄せられ、その中で勧められたクラウドファンディングを実施し、1179人から計1,308万4,600円の支援が集まった。支援を募るチラシを周辺の飲食店が置くなどして地域の人が応援した。

 開業する場所は火災現場近く。阿倍野区の人から多くの励ましの言葉をもらったことから、川端さんは阿倍野で空き店舗を探していたというが、物件がなかなか見つからず、当初の店より倍の面積となる約55坪の物件を借りた。

 川端さんは「半年で再建できたのは奇跡。本当はこんなに大きな店はいらなかった。固定費も高いけど、踏ん張って何とか阿倍野の人に恩返ししたい。阿倍野の皆さんに支えてもらって再建できたので、皆さんに喜んでもらえるような居心地のよい店を目指していきたい」と意気込む。

 長女の高田舞美さんは「父はバゲットが得意なのと食パンがお薦め。それとプレオープンで好評だったアップルパイをお薦め商品にしたい」と話す。

 営業時間は8時~19時。月曜・火曜定休。