大阪芸術大学(大阪府南河内郡)は1月22日、劇場映画「虹の彼方のラプソディ」を大阪芸術大学スカイキャンパス(大阪市阿倍野区、あべのハルカス24階)で発表した。
同作は映像学科のカリキュラムで、大森一樹監督(映像学科学科長)、森川美穂さん(演奏学科ポピュラー音楽コース教授)、マーク・パンサーさん(演奏学科ポピュラー音楽コース客員教授)ら教授陣の直接指導の下、制作。主役となる男女学生9人はオーディションで決定し、学内にある撮影所などで撮影している。
作品に登場するのは、大阪芸術大学キャラクター造形学科学科長・里中満智子さんの原作「天上の虹」を、海外の演出家を招いて準備する舞台芸術学科の学生たちと、そのドキュメントをカメラで収めようとする映像学科の学生。そこに予期せぬ事件が起き、学生たちの友情、恋愛、進路をめぐりドラマが繰り広げられる。ゲスト出演は、木根尚登さん、妹尾和夫さん、タージンさん、津田寛治さん、浜畑賢吉さん、原一男さん、マーク・パンサーさん、森川美穂さん。
発表会で、同作で制作統括を務める大森監督は「大阪芸大の全設備、全機材、先生方も含めてあるものは全部使っていく」と笑いを誘い、「生きのいい学生がいることが画面の中から出れば。主役は映す方も映る方も学生」と話す。
大阪芸大では2003(平成15)年から、産学協同映像作品としてドラマ8本や、劇場映画「大芸大に進路を取れ」(2016年度)を制作している。
完成は6月を予定。あべのアポロシネマなどで本年度中に公開する予定。