あべのハルカス(大阪市阿倍野区)の展望台「ハルカス300」で1月18日、「天国の母に捧(ささ)げるピアノ演奏」が行われた。
「天国の母に捧げるピアノ演奏」は、ハルカス300の来場者1000万人到達を記念した企画「ハルカス300(展望台)で夢を叶(かな)えるキャンペーン」で実施。ハルカス300でかなえたい夢を募集し、約200件の応募の中から、積山理架子さんの「夢」が選ばれた。
積山さんの応募内容は「2018(平成30)年3月に亡くなった母といつもハルカスで食事や買い物をしていました。想い出がいっばい詰まったハルカスで、母が大好きだったピアノを演奏したいです曲は、ピアソラが亡き父を想い作曲した『アディオスノニーノ』。大好きなピアソラの編曲家山本京子先生と連弾で弾いてみたいです」(原文ママ)。
当日は、58階「天空庭園」で家族や友人など多くの人が訪れ、積山さんが「ショパン幻想即興曲」をソロ演奏、積山さんと山本先生が「アディオスノニーノ」を連弾演奏し、来場客から大きな拍手が送られた。
積山さんは「本当に夢をかなえてもらって、皆さんに温かく見守ってもらえて、こんなすばらしい場所で演奏できた。空を見上げると母に思いを届けられると思った。ハルカスで演奏できて本当に良かった」と振り返った。