天王寺動物園(大阪市天王寺区)で11月28日、「大阪市・上海市動物交流 交換動物贈呈式」が行われた。
大阪市と中国・上海市は1974(昭和49)年に友好都市提携を結び、天王寺動物園と上海動物園は動物交換と動物技術交流を続けてきた。動物交換は前回、上海動物園にブラッザグエノン(サル)、天王寺動物園にジャガーが、それぞれ贈られた。
第22次となる動物交換は、上海動物園にフクロテナガザル(2頭)、天王寺動物園にマレーグマをそれぞれ贈ることに合意した。実際に来園するのは手続きの関係で1年以上先になるという。
天王寺動物園の牧慎一郎園長は「上海動物園とはこれまでたくさんの動物交換が行われてきた。マレーグマは繁殖させたいが、今のペアはなかなか繁殖しないので苦労していた。新しい雄が来ることで次の展開を期待している。フクロテナガザルは上海で人気者になってくれれば」と話す。