和宗総本山・四天王寺(大阪市天王寺区)で8月11日、河内家菊水丸さんが登場する「四天王寺盆踊り大会」が始まった。
同寺の盆踊り大会は1936(昭和11)年に始まり、2003年まで開催。2022年に迎える聖徳太子没後1400年の御聖忌プロジェクトの一環として2014年に11年ぶりに復活した。御聖忌までの8年かけて、聖徳大使の生涯を語るオリジナル河内音頭「聖徳太子一代記」も制作し、これまで、「ご生誕編」(2014年)、「少年時代編」(2015年)、「蘇我vs物部編」(2016年)、「四天王寺創建編」(2017年)が披露された。
初日は盆踊り大会前に、同寺から「聖徳太子1400年御聖忌広報大使」を務める菊水丸さんに、四天王寺伽藍図(古図)が描かれた豪華な衣装(着物)を贈呈した。菊水丸さんは「立派な美術品のような。私が着るには恐れ多いようなものが仕上がった。明日はこれを着るので、明晩も足をお運びいただきたい」と呼び掛けた。
盆踊り大会は、石舞台で菊水丸さんが「聖徳太子一代記」の「三宝興隆宣言編」などを約2時間かけて熱唱。多くの参加者が亀の池回りを踊って盛り上がった。
開催時間は19時30分~21時30分。参加無料。今月12日まで。