あべのアポロシネマ(大阪市阿倍野区)で2月15日、映画「北の桜守」の試写会が行われ、吉永小百合さん、堺雅人さん、滝田洋二郎監督が登壇した。
【動画】映画「北の桜守」舞台あいさつ 吉永小百合さん、堺雅人さん登壇
同作は、北海道を舞台にした「北の零年」「北のカナリアたち」に続く「北の三部作」の最終章で、吉永小百合さん120本目の出演作となる。戦中・戦後の北の大地を懸命に生きた親子の姿を母役で吉永さん、息子役で堺雅人さんが演じる。
舞台あいさつで吉永さんは「この映画のテーマは桜。今日は桜が咲くのに先駆けて桜模様のワンピースを着て皆さんにごあいさつさせていただいた。私にとって忘れられない作品。たくさんの方に見て、いろんな思いをご家族とかお友達とかで話し合っていただきたいと願っている」、堺さんは「私が73年生まれなので、父と母の世代の物語。70年代をご存知の方はその当時を思い出しながら、ご存じない方は想像しながらお楽しみください」、滝田監督は「この映画は終戦から1970年代前半が舞台。家族の話、年老いてく母の物語。今のほうが切実に伝わる映画でないかと確信した」と、それぞれ話した。
映画は3月10日公開。