天王寺動物園(大阪市天王寺区)で敬老の日の9月18日、長寿動物に好物を贈るイベントが開かれた。
当日は多くの観覧客が見守る中、アジアゾウの「ラニー博子」(雌、推定48歳)に好物のスイカが贈られ、豪快に食べる様子に歓声が上がった。
ラニー博子は1970(昭和45)年に大阪万国博覧会開催を記念してインド政府から贈られた。
飼育スタッフは「48歳はゾウの世界では立派なお婆ちゃん。ご飯の食べ方にも変化が出てきた。以前は食欲旺盛で食べ物のためだったら何でもする子だった。食欲を利用して薬や体の手入れを我慢していたが、嫌なものや嫌やと自分の意思を押し通すようになった」と話す。
この日はほか、カバ「テツオ」(雄、33歳)にもバナナが贈られた。