天王寺動物園(大阪市天王寺区)で9月12日、リニューアルした動物解説板の引渡式が行われた。
看板が老朽化していたことから、チンパンジー、レッサーパンダ、ニホンジカの動物解説板各1枚を内容も一新してリニューアル。同園の活性化を目的に民間の活力を導入する「ビジネスパートナー提案事業」の一環で、「NPO ZOO CAN DREAM PROJECT」(泉南郡)が企画。同社がスポンサーを募って制作費用を捻出した。
新しい看板のテーマは大阪らしい「面白い」。チンパンジーは「子どもはカワイイけど大人はイカつい?」、レッサーパンダは「かわいい顔してツメが鋭い」、ニホンジカは「臆病で神経質、でも最近は大胆」の見出しで、それぞれの解説を記載した。
牧慎一郎園長は「パネル一つを整備するのもなかなか大変。人もお金も無い状態で苦労していた」と話し、「動物園をもっともっときれいにしていきたい、今回がモデルケースになれば」とも。