あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区、あべのハルカス16階)で7月29日、展覧会「奈良 西大寺展 叡尊(えいそん)と一門の名宝」が始まった。
2015年の西大寺創建1250年を記念し、三井記念美術館(東京都中央区)でも開かれた同展。西大寺のほか、元興寺、浄瑠璃寺、宝山寺など真言律宗一門の名刹(めいさつ)寺院が所蔵する彫刻、絵画、古文書など国宝6点、重要文化財36点を含む約80点(期間中に展示替え有り)を展示。新たに国宝に指定された「興正菩薩(ぼさつ)坐像(ざぞう)」や、関西で27年ぶりに4体そろって展示される重要文化財「塔本四仏坐像」も公開する。
普段は非公開の重要文化財「愛染明王坐像」(8月29日~9月24日)、美女秘仏として知られる重要文化財「吉祥天立像」(7月29日~8月6日)や寺外で初公開となる京都・大智寺所蔵の重要文化財「文殊菩薩騎獅(きし)像」(7月29日~8月20日)は期間限定で特別公開する。
今月28日は開会式も開かれ、ハルカス300の「あべのべあ」、奈良県の「せんとくん」のキャラクターも登場した。
開館時間は10時~20時(月曜・土曜・日曜・祝日は18時まで)。7月31日、8月7日・21日・28日休館。入館料は、一般=1,300円、大学・高校生=900円、中学・小学生=500円。9月24日まで。