あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区、あべのハルカス16階)で6月6日、展覧会「没後70年 北野恒富展 なにわの美人図鑑」が始まる。
明治から昭和にかけて大阪の女性を描き続けた画家・北野恒富(1880年~1947年)の回顧展。大阪を舞台に活躍した初期から晩年に至るまでの作品を紹介する。「いとさんこいさん」「星(夕空)」「淀君」などのほか、素描を収めたスケッチブックやポスターも展示。恒富が設立した画塾「白耀社」で関わった弟子たちの作品も公開する。
6月5日は開会式が開かれ、監修した大阪大学総合学術博物館の橋爪節也教授、恒富の孫の北野悦子さんらが出席。ハルカス300のキャラクター「あべのべあ」も登場した。
橋爪教授は「(恒富展は)大阪新美術館の開館記念展の一つにしたかった。良い作品ばかりで量もすごい。大阪の『はんなり』が恒富の作品に凝縮されている」と話す。
開館時間は10時~20時(月曜・土曜・日曜・祝日は18時まで)。6月12日・26日は休館。観覧料は、一般=1,300円、大学・高校生=900円、中学・小学生=500円。7月17日まで。