天王寺公園(大阪市天王寺区)エントランスエリア「てんしば」で4月29日、アカペラの祭典「第20回関西アカペラジャンボリー(KAJa!2017)」が開かれた。
1998年に始まった「KAJa!」は学生アカペラサークルが目指すステージで、今回は全国各地から150組以上の応募があったという。学生が中心の実行委員会とWelcomingアベノ・天王寺キャンペーン事務局との共催。近鉄不動産・東急不動産・JR西日本で構成する同事務局は、阿倍野・天王寺エリアを盛り上げようと2013年からアカペライベントを継続的に開いている。
当日は、全国から選抜されたアマチュアアカペラグループ16組とプロアカペラグループ3組の計19組が出演。6時間以上の同イベントに約6000人(主催者発表)が来場した。
学生で実行委員長の安野実礼さんは「1年かけて準備したものが6時間で終わり、まだ実感がない。お客さん、演者さんも楽しんでいたので大満足」と振り返り、「KAJa!は20年、日本で一番長くて大きなアカペライベントになった。今日は動物園に行く通りがかりの人も足を止めて見てくれた。アカペラをよく知らない人にも来てくれるようなイベントになれば」と期待を寄せる。