地下鉄御堂筋線・昭和町駅周辺(大阪市阿倍野区)で昭和の日の4月29日、恒例地域イベント「第12回どっぷり、昭和町。」が開かれた。
同駅近くの登録有形文化財「寺西家阿倍野長屋」で2006年に始まり、年々会場やプログラムが増えて規模が大きくなっている同イベント。今年は、桃ヶ池公園で音楽ライブやマーケット、阪南中公園・苗代小学校で「昭和の遊び広場」、文の里商店街でパレードなどが行われ、街全体でにぎわいを見せた。会場では昨年に続き、昭和町を紹介するフリーマガジン「すいむすむ」を配布した。
桃ヶ池公園で行われた青空ライブには、大阪市立工芸高校(同区)出身の木村充揮さんが3年連続の出演。ザ・たこさん、Heartful★Funks、ロクトロンも登場して盛り上がった。
木村さんは「(感想は)楽しく完走できた。いい感じだった。年齢もいろんな人がいて一番いい感じ。雨も降らなくてよかった」と振り返った。
実行委員の平川隆啓さんは「12回は一つの節目。ただやるだけでなく、(フリーマガジンなど)地元に対して感謝を伝えるものを大切にしたい。全部の会場が盛り上がっていた」と話し、「(桃ヶ池公園を見て)この雰囲気を大切にしたい。日常の面白いものを凝縮したらこんな感じになった」とも。