あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区、あべのハルカス16階)の来館者数が4月28日、累計100万人を達成した。
2014年3月に開業した同館。これまで、ピカソ、スター・ウォーズ、トーベ・ヤンソンなどの展覧会を開催しており、現在は「マティスとルノー -友情50年の物語-」(5月28日まで)が開かれている。
当日行われたセレモニーには落語家の桂南光さんが登壇。ハルカス300(展望台)のキャラクター「あべのべあ」も登場し、100万人目の来館者となった中永和美さん・美智子さん夫婦に美術館1年間フリーパスやグッズなどの記念品が贈られた。
桂南光さんは「美術館が好きで何度も来ている。近鉄不動産が世界中でも有名な建物(あべのハルカス)の中に美術館を作った。3年間で100万人はすごい」と話し、「マティスの絵を部屋に飾りたいと思うが現実的には買えない。美術館に行くと1枚、もし自分が買うとしたらというものを探す。その絵を何で気に入ったかで自分が分かる」とも。
浅野秀剛館長は「年に1回は大阪らしいものをしたい。これからも基本的な部分は変わらないが、200万人は早く達成したい」と意気込む。