シャープ旧本社ビルの解体工事進む 消えゆく看板、名残惜しむ人の姿も

下半分が見えなくなったシャープ旧本社の看板(4月12日15時ごろ)

下半分が見えなくなったシャープ旧本社の看板(4月12日15時ごろ)

  • 305

  •  

 西田辺駅近くのシャープ旧本社ビル(大阪市阿倍野区長池町)で現在、解体工事が進んでいる。

シャープ旧本社ビルを撮影する人

[広告]

 同ビルはシャープが経営再建策としてニトリ(札幌市北区)に売却しており、本社は2016年7月に堺工場(堺市堺区)へ移している。旧本社ビルは関東大震災で東京の工場を失った創業者の早川徳次が再起を図り、1924(大正13)年に「早川金属工業研究所」を創設した場所。

 解体工事は3月27日に始まった。現在はビルの周りは足場で覆われつつあり、屋上角の大看板も下半分が見えなくなっている。工事が始まってからは、名残を惜しんで同ビルを撮影する人が多く、SNS上でも話題になっている。

 スマートフォンで撮影していた女性は以前シャープで働いていたと言い、「寂しい。10日前も来たが、友達から見えなくなりそうと聞いて今日も来た」と話していた。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース