JR天王寺駅(大阪市天王寺区)で3月17日、「ホーム転落防止キャンペーン」キックオフイベントが開かれ、大相撲・元小結の舞の海秀平さんも来場した。
同キャンペーンはJR西日本、大阪市交通局、近畿日本鉄道が合同で実施。お花見や歓送迎会で飲酒する機会が増える時期に合わせて展開するもので、3社局の関西約730駅で注意喚起ポスターの掲出や動画の放映などを行う。
イベントでは、舞の海さんを「ホーム安全お声かけ隊 一日隊長」に任命。JRと大阪市交通局の天王寺駅、近鉄・大阪阿部野橋駅の各駅長も来場し、「体の不自由なお客さまや体調が優れないお客さまを見たら声を掛けて」「ホームの端は歩かないで」「転落したお客さまを見掛けたらホームにある非常用のボタンを押して」などと呼び掛けた。各駅で舞の海さんと駅員らがノベルティー配布も行った。
舞の海さんは「大阪では転落事故が多いと聞いている。駅員だけでなく、電車に乗る一人一人が回りを気に掛けることが大切。(イベントで)一人でも多くの方に声をかけて転落事故をなくしたい」と話していた。
同キャンペーンは5月31日まで。