大阪市建設局は3月16日、天王寺公園(大阪市天王寺区)トイレの提案型ネーミングライツ(命名権)パートナーを募集すると発表した。
同局は、役務の提供や契約金額などの対価を得て、天王寺公園の魅力向上を図ることを目的にネーミングライツパートナーを募集。対象は茶臼山と新世界ゲートのトイレ2カ所。応募は1カ所または2カ所でも可能。同パートナーは対象トイレに対し、「愛称」として法人名、商品名などを冠することができる。契約期間は3年間。トイレのネーミングライツは大阪市では初の取り組みという。
選考は「学識経験者等の意見を聴取する会議において、提案いただいた内容を検討し、応募者に必要な資格を満たし、かつ最も評価点が高い提案者を、優先交渉権パートナーとして決定する」という。応募書類の提出期限は5月15日。
同園では2015年から、エントランスエリアと茶臼山北東部エリアが同市の公募で選ばれた近鉄不動産がパークマネジメントを担当。エントランスエリアには芝生広場などが設けられ、「てんしば」の愛称で親しまれている。