シネマコンプレックス「あべのアポロシネマ」(大阪市阿倍野区)に3月9日、9番目のスクリーン「プラスワン」が新たにオープンする。
席数は42席(車いす席1席含む)でシネマサロン跡に設けた。初日は「この世界の片隅に」「君の名は。」を上映(入れ替え制)。今後、幅広いジャンルの作品や将来の映画製作を嘱望する学生たちの作品も上映する予定という。
プラスワンは1999年にあべの銀座にあった「あべの名画座」(新名画ビル地下)をリニューアルして「あべのアポロシネマ8プラス1」としてオープン。松竹提携館としてロードショー作品を上映していたが、2007年に大阪市の再開発に伴い閉館していた。今回のオープンで9年ぶりに復活したことになる。
シネマサロンは、あべのルシアス15階に移設。休日に音楽ライブなどを行う「あべのAステージ・スカイコート」と併用となる。映画関係図書約850冊を置くほか、35ミリフィルム映写機を展示。デジタルサイネージで新作映画も紹介する。開放時間は10時30分~23時30分。
同館を経営する「きんえい」担当者は「入場者数は右肩上がり。昨年度は『君の名は。』のヒットもあり105万人が来場した」と明かした。