近畿日本鉄道は天美車庫(大阪府松原市)で8月2日、南大阪線・吉野線の観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」を報道陣に公開した。
9月10日にデビューする「青の交響曲」は、日本一の超高層ビル「あべのハルカス」が立つ大阪阿部野橋駅と桜の名所で有名な吉野山の玄関口となる吉野駅間を結ぶ「上質な大人旅」がコンセプトの観光特急。一般車両(6200系)を改造した3両1編成で、定員は65人。1・3号車は座席スペースが2列+1列のデラックスシートで、グループで楽しめるサロン席(3~4人用)、ツイン席(2人用)も設置。2号車にはラウンジ車両で革張りのソファを配置し、スイーツやワインなどを提供するバーカウンターも設ける。
大阪阿部野橋駅~吉野駅間を1日4便(2往復)運行する。水曜運休。所要時間は約1時間20分で、停車駅は現在の特急停車駅と同じ、大阪阿部野橋・尺土・高田市・橿原神宮前・飛鳥・壺阪山・吉野口・福神・下市口・六田・大和上市・吉野神宮・吉野の各駅。
料金は、大人=720円(特急料金510円+特別車両料金210円)、小児=370円で、それぞれ普通運賃も必要。特急券は乗車日1カ月前の10時30分から販売する。