四天王寺（大阪市天王寺区）で8月9日、お盆行事の「万灯供養」が始まり、ろうそく約1万本に灯がともされた。

五重塔と金堂

　寺の中心伽藍（がらん）内（＝五重塔や金堂のあるエリア）を無料開放して、ろうそく立てを設営し、参詣者が故人の名前を「万灯ろうそく」に記入して供養する同行事。一夜でろうそく約1万本に灯がともり幻想的な雰囲気となる。平安時代から続いているという恒例行事で毎年多くの人が訪れる。併せて、僧侶が般若心経を唱（とな）えて練り歩く「万灯供養法要」も行われる。

　今月11日・12日、亀の池の石舞台で河内家菊水丸さんを迎える「四天王寺の盆踊り大会」も開催する。開催時間は19時30分～21時30分。

　献灯料（ろうそく）は1本700円。開催時間は18時ごろ～21時（15日のみ22時まで）。今月16日まで。