日本一の超高層複合ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)で7月31日、ラグビーチーム「近鉄ライナーズ」が最上階まで階段で上がって必勝祈願を行った。
同チームは1942(昭和4)年に創部した近畿日本鉄道の実業団チーム。ジャパントップリーグに参加し、昨年は10位(7勝7敗)。所属選手は48人。キンチョウスタジアム(東住吉区)で8月22日、NTTドコモハリケーンズと開幕戦を控える。
例年、開幕戦を前に枚岡神社(東大阪市)で必勝祈願を行っている同チームは今回、同神社の神職を展望台に招いた。この日は選手47人などが地下1階から地上高さ300メートルの屋上ヘリポートまで階段(1689段)で約40分掛けて上がり、展望台の天空庭園(58階)で必勝祈願した。
キャプテンの豊田大樹選手は「いい経験になった。普段もハードな練習を積んでいるが、同じくらいハードだった。チームは日本一を目標にしているので、開幕戦を全員でしっかり勝ちたい」と話し、前田隆介監督は「日本一のビルがオープンし、何かイベントをしたいと思っていた。目標の日本一を目指す」と意気込む。