通天閣が初代から数えて101周年を迎えた7月3日、京セラドーム大阪(大阪市西区)でオリックス・バファローズ対西武ライオンズ戦の試合前に幸福の神様ビリケンさん(2代目、以下ビリケンさん)と通天閣オフィシャルバンド「通天交響楽団」が始球式に登場した。
登場したのは昨年まで32年間、通天閣の展望台に鎮座していたビリケンさん。この日は、新世界での記念式典にも登場してから京セラドームに向かった。通天交響楽団は昨年、通天閣が100周年を迎えた記念で結成された初の公式バンド。ビリケンさんはバンドメンバーとしてライブ会場に帯同するなどしている。
始球式では、同バンドのボーカル・松井香奈さんが投球。観客席からも歓声が上がった。同戦が通天閣でイベントを開いたことのある岡畑農園(和歌山県)が提供する「幻の梅シリーズ」として行われたのがきっかけで実現した。
今年3月には長居スタジアム(東住吉区)で行われたJリーグのセレッソ大阪対FC東京戦で、ビリケンさんがセレッソ側のベンチに座り、勝利したことでも大きな話題になった。