新世界のシンボル・通天閣(大阪市浪速区恵美須東1)が初代から数えて101周年を迎えた7月3日、地下劇場(スタジオ210)でバンド「ワタナベフラワー」によるイベント「通天閣もりあげ隊長総選挙」が開催された。
昨年5月、同バンドのボーカルのクマガイタツロウさんが通天閣もりあげ隊長に選ばれ、さまざななイベントを同塔で行ってきた。同イベントは2代目隊長を決めるものでライブも行われ、ほぼ満席の観覧客が集まった。同バンドメンバー3人から、ユーチューブでのPR動画の再生回数、来場者の投票などからクマガイさんが再選した。
覆面姿で登場した通天閣観光の高井隆光副社長からクマガイさんに委嘱状が贈られた。クマガイさんは2代目もりあげ隊長として初めての仕事として「通天閣は新・世界遺産」と宣言した。
クマガイさんは「この劇場で9月23日にライブを行う」と発表。同劇場はその後、改修工事に入る予定で、活用方法は決まってないが、ライブ会場としては最後になる見込み。
高井副社長は「富士山のように通天閣が未来永劫親しまれる存在になりたい」と話す。