天王寺動物園(大阪市天王寺区茶臼山町)で6月16日、4月に来園したアミメキリン「幸弥(こうや)」(雄、1歳)が初披露された。
同園でアミメキリンは、ハルミ(雌、27歳)が昨年7月、ケニヤ(雄、22歳)が同11月と相次いで死んだことから不在が続いていた。キリンを誘致しようと動いていた同園が、姫路セントラルパーク(兵庫県姫路市)から幸弥をブリーディングローンで借り受け、輸送費はパチンコホールなどを展開するマルハンが負担することで実現した。幸弥は入園以来、健康診断と環境に慣れる訓練を行ってきた。
当日は、お披露目会が行われ、子ども連れを中心に多くの人が集まった。幸弥が興奮気味となり、飼育スタッフが急きょ寝室の門を開けて奥に引っ込んでしまう一幕もあった。
併せて、園内にキリンがモチーフのキャラクター「いしきりん」(石切参道商店街)なども登場してキリンの公開を祝った。
当面はサバンナゾーンではなく、屋内のキリン舎で時間を限定して公開する。公開時間は11時~16時30分(土曜・日曜・祝日は17時まで)を予定。