天王寺動物園(大阪市天王寺区茶臼山町)のマレーグマのしぐさが、ネット上などで「人間のおっさんみたい」などと話題になっている。
同園のマレーグマは、マーズ(雄、10歳)とマーサ(雌、4歳)の2頭。どちらも日本生まれで、一人が長かったマーズの元に2010年、お嫁さんとしてマーサが来園した。
木に登るのが得意で、飼育スタッフが餌を用意しているのを察すると、ロッククライミングのように岩壁を登って窓をのぞくことも。寝ているしぐさが、「人間のおっさんみたい」などと来園者から言われ、長い舌を出すなど表情が豊かで人気を集めている。これまで展示場所が袋小路なこともあり目立たなかったが、ネットなどで話題になっていることもあり、目当ての人が増えた様子。
同園の獣医師・榊原安昭さんは「マーズは、マーサが来る前まで飼育スタッフを見ると走り回るなどしていたが、今では落ち着いた様子。雌のマーサのほうが小さく身軽に動ける。交尾は確認したが妊娠の兆候はまだない」と話し、話題になっている動きやしぐさについては「長い時間見ていても飽きない」とも。
開園時間は9時30分~17時(5月の土曜・日曜・祝日は18時まで)。月曜休園(休日の場合は翌平日)。入園料は、大人=500円、小中学生=200円(大阪市内在住・在学および大阪市立の学校に在学の小中学生、65歳以上は無料)。