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阿倍野・近鉄アート館で「あべの歌舞伎 晴の会」上演へ 出演者が意気込み語る

第5回あべの歌舞伎「晴の会」の出演者(26日の記者会見で)

第5回あべの歌舞伎「晴の会」の出演者(26日の記者会見で)

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 あべの歌舞伎「晴(そら)の会」の5回目となる公演「肥後駒下駄(ひごのこまげた)」が8月2日~5日、近鉄アート館(大阪市阿倍野区、あべのハルカス近鉄本店8階)で上演される。

第5回あべの歌舞伎「晴の会」の出演者

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 あべの歌舞伎は、1997(平成9)年から6年間開塾した松竹・上方歌舞伎塾第1期生の片岡松十郎さん、片岡千壽さん、片岡千次郎さんを中心に2015(平成27)年結成。同年から毎年夏に近鉄アート館で公演を行っており、同館の三面客席となる空間に合わせた演出が特徴だ。今回の勝諺蔵(かつげんぞう)作「肥後駒下駄」は、1952(昭和27)年に十三世片岡仁左衛門によって中座で上演された作品という。

 6月26日に行われた記者会見では出演者7人が登壇。千壽さんが「始めたときは3人だけだったか、こんなに人数が増えた。今年も公演できて幸せ」などと5回目の公演ができることへの感謝と意気込みを語った。

 亀屋東斎名義で台本の改訂も担当する千次郎さんは「松竹座に古い台本がたくさん残っている。1回目から何かあべの歌舞伎で上演ができるものがないかなと探していて、肥後駒下駄を見つけた。昨年、一昨年は鶴屋南北の作品で江戸の庶民の業が描かれたお芝居だったが、今回は雰囲気が変わって武士の魂、男と男の意地が描かれている」と見どころを話した。

 開演時間は、2日=18時、3日=11時・16時、4日=11時・16時、5日=11時・16時(計7公演)。観覧料(当日)は、7,200円(7,500円)、高校生以下=1,000円。全席指定。

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