マレーグマ1頭が園内に脱出したと想定した脱出猛獣の捕獲訓練が6月13日、天王寺動物園(大阪市天王寺区)で行われた。
猛獣が園内に脱出するという非常事態が発生した場合に、被害を最小限にとどめることを目的として行う捕獲訓練で、同園では2年に1回行っている。
当日は着ぐるみを職員が捕獲する訓練や、避難誘導の訓練も併せて実施。マレーグマに扮(ふん)した職員が来園客をコミカルに襲うしぐさなどを見せて笑いを誘った。
牧慎一郎園長は職員に向けて「こういう事故を起こさないことが一番だが、当園でも過去に起こったこと。着ぐるみでかわいらしくやっているが、本番はもっと怖いので、皆さんの動き方などを確認してほしい」と話した。