天王寺動物園(大阪市天王寺区)で2月26日、ホッキョクグマ「イッちゃん」(雌、3歳)に雪をプレゼントするイベントが開かれた。
1月28日から同日まで展開した「Hey! Polar Bear~ゴミを減らしてホッキョクグマを守ろう~」の一環。2月27日の「国際ホッキョクグマの日」に向け、「絶滅の危機にひんするホッキョクグマのために何ができるのか」「地球温暖化を止めるには何をすれば良いのか」を考えるきっかけになればと開かれた。
北海道から取り寄せたという雪は、天王寺動物園を応援する会のホッキョクグマファンが昨年に続いてプレゼント。ロシア生まれで1歳のときに来園したイッちゃんに、雪がほとんど降らない大阪でも雪を楽しんでもらおうと企画された。
当日は、イッちゃんが雪の上で寝そべったり、ファンからプレゼントされたスイカをおいしそうに食べたりする姿を見せ多くの観覧客を喜ばせた。
天王寺動物園を応援する会のメンバーでアマチュア動物写真家のとうしばやすこさんは「ホッキョクグマファンの熱い思いで雪をプレゼントした。イッちゃんの反応が昨年より良かった。故郷のことを思い出したのかな」と話す。