JR天王寺駅・中央コンコースで10月11日、劇団四季のミュージカル「キャッツ」の出演キャストが登場した「女性被害防止キャンペーン」が行われた。主催は天王寺警察署。
同日から20日まで全国地域安全運動が実施されることに合わせたキャンペーン。天王寺警察署長や天王寺区長らが出席した。大阪四季劇場(大阪市北区)で上演している「キャッツ」から、警察制服姿の山中由貴さん(ランペルティーザ役)、舞台と同じ姿の西尾健治さん(マンカストラップ役)と奥平光紀さん(グリドルボーン役)の3人がゲストとして登場した。
当日は多くの人が集まり、鉄道警察隊による痴漢防犯教室や自転車防犯カバーなどの配布が行われた。舞台と同じ姿のキャスト2人の登場時には大きな歓声が上がった。
山中さんは「私は関西出身で、天王寺駅にもなじみがあります。同じ大阪の街で公演を続けている者として、少しでも犯罪被害が減っていけばいいと願っています」とあいさつ。「キャッツは都会のごみ捨て場で年に一度開かれる舞踏会に集まった24匹の猫たちの物語。大阪公演は来年の8月まで延長が決定している。劇場でお待ちしています」と呼び掛けた。