天王寺動物園(大阪市天王寺区)で9月22日、同園でこの1年に死んだ動物に感謝する恒例行事「動物感謝祭」が開かれた。
同園ではこの1年間、当時国内最高齢だったコアラの「アルン」(雄、19歳)、ライオンの「レオ」(雄、23歳)、コヨーテの「幸」(雄)など107の動物が死んだという。
当日は、動物慰霊碑前で職員などが黙とうしたほか、多くの来園客もカシの葉をささげた。式には動物代表として同園の人気者「マサヒロくん」(ニワトリ)も参列した。
牧慎一郎園長は「生きた動物を飼う施設の宿命として動物が亡くなることはたくさんある。亡くなってしまった動物も動物園にとっては貢献してくれた。感謝祭を通じて命の営みを感じてほしい」とあいさつした。