スパワールド世界の大温泉(大阪市浪速区)入り口前広場で8月29日、当初の予定通り今月31日に終了する「新世界100周年キン肉マンプロジェクト」のグランドフィナーレイベントが開かれた。
新世界・通天閣の基となる遊園地「ルナパーク」の開業から数えて100年目を迎えた2012年、記念イベントの公式キャラクターに漫画「キン肉マン」を起用した同プロジェクト。
会期中、同漫画の人気キャラクターである「正義超人」4体(キン肉マン、テリーマン、ロビンマスク、ウォーズマン)の等身大オブジェが登場したほか、通天閣にキン肉マンミュージアム開設、通天閣本通商店街にグッズ専門店「マッスルショップ」がオープンするなどの広がりを見せた。
フィナーレイベント当日は、「キン肉マン」原作者のゆでたまご・嶋田隆司さんが来場し、キン肉マン好きを公言しているお笑いコンビ「バッファロー吾郎」と公募で選ばれたファン3人によるトークショーを開いたほか、クイズ大会なども行った。会場には全国からファンが集まり、全員で記念撮影も行った。
同プロジェクトで制作した等身大オブジェ4体は今後、スパワールド世界の大温泉施設内に展示する予定。通天閣のキン肉マンミュージアムはアーカイブコーナーとなり、しばらくの間継続することになった。マッスルショップは8月31日で閉店する。
同実行委員会は「ゆでたまご先生との友情パワーでオブジェを引き続き新世界で展示することができる」と話す。
嶋田さんは「今日という日が来るとわかっていたがとうとうこの日が来た。たくさんの人が来てくれて、オブジェも飾られることになって良かった。これから今回のイベントに親子で来てくれた子どもがまた新世界に来てくれたら」と話す。