あべのハルカス近鉄本店に外国人旅行者向けサロン 日本の文化・伝統体験を

あべのハルカスを題材にしたトリックアート「ハルカス×ペガサス」

あべのハルカスを題材にしたトリックアート「ハルカス×ペガサス」

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 あべのハルカス(大阪市阿倍野区)の百貨店「あべのハルカス近鉄本店」ウイング館3.5階に4月20日、外国人旅行者向けサロン「Foreign Customer’s Salon(フォーリンカスタマーズサロン) 国際貴賓沙龍」がオープンした。

フォーリンカスタマーズサロンの外観

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 増加している外国人旅行者の誘客と充実したサービス提供を目的に設ける同サロン。「サービスサロン」(約80平方メートル)と「体験サロン」(約500平方メートル)の異なる機能を持つ2つのサロンで構成する。外国人旅行者がSNSで発信するのを期待して、あべのハルカスを題材にしたトリックアート「ハルカス×(翔ける)ペガサス」も設置した。

 サービスサロンには、英語・中国語・韓国語に対応できるスタッフを配置。免税手続き、手荷物預かりなどのサービスのほか、待合室で無料のフリードリンク、インターネットが閲覧できるタブレット端末も用意する。

 体験サロン(イベントスペース)は日本の伝統・文化を体験できる期間限定イベントを随時実施する。4月20日~5月7日、日本茶の試飲やギフト商品の販売を行う「伊藤園 大茶会」を開く。七夕の時期にササ飾り、夏に風鈴を設置するなどが予定されているという。

 併せて、ドラッグストア「コクミン」もオープン。ドラッグ、コスメ商材のほか、ハローキティグッズや家電製品・土産物も扱う。ドラッグストアは外国人旅行者に人気という。

 同店は外国人旅行者向けにパスポート提示で商品購入時に5%の優待販売を行うクーポン券の進呈、QRコードで母国語に自動翻訳した情報を得られるサービス、店内サイン・フロアガイドの多言語対応などに取り組んでいる。

 担当者は「阿倍野の知名度アップが目的。大阪にたくさんの外国人旅行者が訪れるようになったが、阿倍野はほかのエリアに比べて知名度が低い。あべのハルカスがSNSなどで知られるきっかけになれば」と新設した狙いを明かし、「本年度は前年度と比べ、(外国人旅行者の)来店客数・売上額とも3倍を目指す」とも。

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