天王寺動物園(大阪市天王寺区)に蓬莱(浪速区)が雌のホッキョクグマ1頭を寄贈する。大阪市が3月19日、発表した。
豚まんで知られる蓬莱は2006年、同園にホッキョクグマの「ゴーゴ」(雄、10歳)も寄贈。ゴーゴは現在、動物園同士が繁殖を目的として動物を貸し出したり借り入れたりする契約「ブリーディングローン」でアドベンチャーワールド(和歌山県)に貸し出されている。ゴーゴのお嫁さんとして2011年に来園した「バフィン」(雌、23歳)との間には昨年11月、待望の赤ちゃんが誕生し、今月から一般公開されている。
3月27日または28日に到着予定の「イッちゃん」(雌、1歳)はロシアのノボシビルスク動物園生まれ。名前はゴーゴと同様に蓬莱の店名「551」から名付けたという。浜松市動物園からブリーディングローンで借りているバフィンと生まれた赤ちゃんも契約上、天王寺動物園を出園することから、ゴーゴのパートナーを探していた。イッちゃんの公開時期は未定。