うえほんまちハイハイタウン(大阪市天王寺区)などで5月1日~10日、「天王寺 真田幸村博」のコアイベント「赤備えの章」が開かれる。主催は天王寺区などで構成する実行委員会。
同博は、昨年と今年が大坂の陣から400年を迎えることを記念して企画。同区で「真田丸」を築き、戦死した戦国武将・真田幸村をテーマにしたイベントを展開する。天王寺公園で昨年5月にプレイベント、真田山公園で11月にコアイベントを開き、多くの歴史ファンが来場。今年10月ごろにファイナルイベントも予定する。
同区では「六文銭ファンド」として2013年から寄付を募り、「真田丸」をジオラマで再現するプロジェクトを展開。個人・企業などから91件、計約400万円が集まった。今回のイベントで初めて一般公開される。ジオラマは大坂城外堀~真田丸~茶臼山までを一つの戦場として再現。歴史・城郭研究者で奈良大学学長の千田嘉博教授が監修し、京都造形芸術大学芸術学部の関本徹生教授が制作した。サイズは縦1800ミリ×横1200ミリ×高300ミリ。近鉄電車・大阪上本町駅で5月1日~7日、うえほんまちハイハイタウンで5月8日~31日、それぞれ展示する。6月以降は区内などで巡回展示する予定。
期間中、ハイハイタウンなどの飲食店で真田幸村のシンボルカラーである「赤」をイメージした激辛料理や甘いスイーツなどの「レッドグルメ」をバル形式で提供する。ハイハイタウン館内に「幸村神社」も設ける。
5日10日はハイハイタウンで、元OSK日本歌劇団の桜花昇ぼるさん、歴史系アーティストの「さくらゆき」のライブ、歴史アイドル・小栗さくらさんが真田幸村から数えて14代目子孫の真田徹さんを迎えて行うトークショー、甲冑(かっちゅう)武者隊の行列、「浪花SANADA十勇士」の殺陣パフォーマンスなどを予定する。入場無料(一部有料プログラム有り)。