「あべのハルカス美術館」(大阪市阿倍野区)で10月10日から、「新印象派-光と色のドラマ」展が開催される。6月11日に開かれた記者発表会で明らかになった
1886年から約20年間の絵画の動向「新印象派」の作品に注目した同展。世界12カ国の美術館・個人コレクションから集めた印象派のクロード・モネから、ジョルジュ・スーラ、ポール・シニャックなど新印象派の作品約100点を展示する。会期は来年1月12日まで。
会見で浅野秀剛館長は「美術館のある16階は屋上庭園があり、展望台に上がるエレベーターもあるので連日にぎわっている。閉館時間が20時なので、これからは仕事帰りのサラリーマンで夜もにぎわうと思う」と話し、主任学芸員の浅川真紀さんは「この展覧会では新印象派の作品を年代的な流れを追いながらパノラマのごとく歴史を見られる構成になっている。荒いタッチの印象派と違い新印象派は科学的で理論に基づいた緻密な表現」などと解説した。同ビル展望台「ハルカス300」のキャラクター「あべのべあ」も応援に掛け付けた。
同館はお披露目展示の後、3月22日に「東大寺」展で開館。現在は「ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館所蔵 華麗なる貴族コレクション」展が開かれている(7月21日まで)。近畿日本鉄道の発表では、同ビルのグランドオープンした3月7日から5月31日の間(展示入れ替え日など含む)、約8万人が来場している。
開館時間は10時~20時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。月曜(祝日の場合は開館)と展示替え期間は休館。入館料は展覧会により異なる。