近畿日本鉄道は6月2日、3月7日にグランドオープンした日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の5月31日までの来館者数を発表した。
同ビルに3月7日~5月31日の86日間で約1124万人が来館。内訳は、展望台「ハルカス300」=約70万人、大阪マリオット都ホテル=約19万人、あべのハルカス美術館=約8万人、オフィス=約11万人、百貨店「あべのハルカス近鉄本店」=約974万人、その他=約42万人。
展望台は開業した3月中は当日券を販売しない完全予約制で、25日間で来場者数は約17万人。4月1日から当日券を販売してから入場者数が増えたようだ。ゴールデンウイーク中は2階チケットカウンターに当日券を求める長蛇の列ができ、整理券を発行して対応。最大約6時間の待ち時間が発生した。5月から屋上ヘリポートに入場できるオプションツアーも始め、好評だったため継続する。
オフィスの約9割が内定または入居済み。現在は約5割が入居済みで、7月末ごろまでに残りの企業が入居する予定という。
同ビルの目標来館者数は年間4740万人で、目標を上回るペースになっている。