天王寺公園(大阪市天王寺区茶臼山町)で5月4日、大坂の陣400年記念「天王寺 真田幸村博」のプレイベントが開催される。天王寺区が2月27日、主なプログラムを発表した。
同区では11月から来年11月まで、真田幸村をテーマにしたさまざまなイベントを展開する。大坂の陣は、1614年11月の「冬の陣」、1615年5月の「夏の陣」と、2度にわたる徳川家と豊臣家の戦い。同区の真田山地域や天王寺公園の茶臼山一帯で、真田幸村ら戦国武将による激戦が繰り広げられた。真田幸村は同区の安居神社で最期を遂げたと伝えられている。
プレイベントでは、甲冑(かっちゅう)姿の武者行列や「豊臣軍」対「徳川軍」に分かれた演武合戦、戦国系音楽アーティスト「さくらゆき」「和装侍系音楽集団MYST.」のライブ、真田家14代目・真田徹さんと歴史アイドル小栗さくらさんのトークライブ、浪花SANADA十勇士の殺陣パフォーマンス、道頓堀プロレスの興行、ソフト刀を使ったチャンバラ合戦などを予定する。
会場では、戦国ゲーム「戦国IXA」(スクウェア・エニックス)、「戦国BASARA4」(カプコン)、「戦国無双4」(コーエーテクモゲームス)がブース出展、戦国グルメの提供や戦国グッズも販売する。
併せて、戦国系コスプレイベント 「サントュアーリオ天王寺」も開き、参加するコスプレーヤーも募集する。3月1日~4月20日、ホームページで事前登録を受け付ける。
同区の水谷翔太区長は「戦国ファンを全国から呼び込んで天王寺の経済活性化につなげたい。400年越しのリベンジの思い」と話す。
開催時間は10時~17時。入園料は、大人=150円、小人=80円。一部プログラムは有料。雨天の場合は一部プログラムを変更して開催する。