天王寺動物園(大阪市天王寺区茶臼山町)で1月29日、ホッキョクグマのゴーゴ(雄、9歳)とバフィン(雌、22歳)を一緒に展示する「同居」が約8カ月ぶりに始まった。
バフィンは2011年にゴーゴの「お嫁さん」として来園。昨年3月に初めて交尾が確認され、10月から大事を取って展示を中止していたが、検査で妊娠していないと判断されたため、今月28日、展示を再開して通常の飼育環境に戻した。ホッキョクグマの発情時期は1月末から6月ごろまでといい、昨日から発情兆候が見られたため急きょ、昨年6月2日以来となる同居をさせることになった。
当日は、最初はゴーゴとバフィンが共に警戒していたが午後になって仲良く寄り添う様子が見られた。これから問題がなければ6月ごろまで同居させる予定という。
獣医師の榊原安昭さんは「昨年交尾したので第1段階をクリアした。今年は心配してないので、妊娠して赤ちゃんを産んでほしい」と期待を寄せる。