天王寺公園(大阪市天王寺区茶臼山町)で11月30日、なにわの伝統野菜の天王寺蕪(かぶら)の試食会など行う「天王寺蕪収穫祭2013」が開催された。
天王寺蕪は天王寺が発祥で、明治時代には同所に多くの畑があったという。天王寺動物園や天王寺区役所で栽培されている。当日は天王寺蕪を使ったショウガのスープが振る舞われたほか、ライブなどのステージイベントも行われた。モンゴルの遊牧民が暮らす移動式住居「ゲル」も設けられた。
居酒屋「しぶちゃん」(玉造元町)が考案した天王寺蕪を使った「天王寺幸村バーガー」は500円で提供し、求める客で行列ができて用意された200個は完売した。今後、同店でもトッピングを加えて扱う予定という。
天王寺幸村バーガーを食べた同区の水谷翔太区長は「名将・真田幸村をほうふつさせる味。一言で言うとおいしい」と話していた。