近鉄百貨店は11月13日、あべのハルカス近鉄本店（大阪市阿倍野区阿倍野筋1）ウイング館屋上の貸し菜園「あべのハルカスファーム」の利用開始日を来年4月1日、会員募集を12月3日から始めると発表した。

　菜園は、屋上緑化や首都圏を中心に貸し菜園を運営管理している東邦レオ（中央区）が運営。百貨店初となる会員制貸し菜園で面積は約600平方メートル。全60区画（各5平方メートル）で50区画を貸し出す。残りの10区画は収穫イベントで使う。

　貸し出し期間は4月1日～翌年1月31日。2月1日～3月31日は土壌のメンテナンス期間で休園。開園時間は10時～18時（冬季は17時まで）。会費は10万円で、肥料、薬剤や菜園区画の土補充、水やりなども含まれる。年2回、栽培可能な量の種苗を約50種類の中から提供。菜園スタッフがアドバイスも行い、基本用具も備える。

　募集方法は2段階に分けて行う。先行募集する30区画は近鉄グループの「KIPSカード」会員が対象で、12月3日・5日・7日･10日・12日・14日に同ファームで応募を受け付ける。募集時間は10時～16時。応募多数の場合は12月に抽選を行う。残り20区画は来年1月に一般募集を始める予定で、先行募集で落選した人も自動的にエントリーされる。