2025年大阪・関西万博において、カタールパビリオンは参加国向けの公式行事として「カタールナショナルデー」を祝うセレモニーを開催しました。
本イベントは、シェイク・アブドゥルラフマン・ビン・ハマド・アルサーニ文化大臣、サード・ビン・アリ・アルハルジ カタールツーリズム会長、ジャベル・ビン・ジャララ・アルマッリ駐日カタール国大使兼2025年大阪・関西万博 カタール館コミッショナージェネラル 、シェイク・アリ・ビン・アルワリード・アルサーニー副コミッショナー兼カタール万博組織委員会委員長が出席し、政府高官、外交団、世界各国からの来場者も出席しました。
アルマッリ駐日カタール国大使は挨拶の中で、「このような国際的な舞台でカタール国のナショナルデーを祝うことは、我が国のアイデンティティと文化遺産への誇りを体現するものであり、団結、寛容、そして国際社会への開かれた姿勢という建国の精神を反映している」と強調しました。また、カタールの2025年大阪万博への参加は、日本との戦略的パートナーシップの深化を再確認するとともに、地域および地球規模の課題への取り組みを示すものであると述べ、カタール国と日本、そして国際社会との相互理解と人と人とのつながりを促進する貴重な機会となったと語りました。
ガーニム・ビン・ムバラク・アルアリ文化省次官は、ナショナルデーの祝賀は、カタール国の文化遺産を世界中の人々と共有する重要な機会であるとき強調しました。また、カタール国文化省の参加は、文化交流を促進し、意義のある対話を育み、国際的な交流を通じてカタール国の豊かな文化遺産について深く理解してもらうことへのコミットメントを示していると述べました。また、彼は、Expo 2025のような国際フォーラムに参加することで、カタールは異文化間の対話を深め、その多様な芸術や文化体験を通じて遺産の豊かさを披露したいと語りました。
さらに、万博は多文化的な環境を通じて文化交流や国際協力の促進に寄与する場であることにも言及し、カタール国が掲げる異文化間の対話と国際協力を推進することを目的とした「カタール国家ビジョン」に沿ったものであると強調しました。
さらに、シェイク・アリ・ビン・アルワリード・アルサーニー副コミッショナー兼カタール万博組織委員会委員長は、カタールのナショナルデーの祝賀を開催することは、このグローバルなイベントにおけるカタール国の参加は誇り高い節目であると強調しました。また、この祝賀が、日本や国際社会に対してカタール国の豊かな文化を紹介するだけでなく、未来を見据えたビジョンを反映していると述べました。パビリオンの独特な没入型デザインとインタラクティブなプログラムを通じて、パビリオンに訪問した人はカタール国の精神を体験し、カタール国の価値観、革新性、野望とつながることができると述べました。
カタールパビリオン、「海岸線からの発展」(From the Coastline, We Progress)をテーマに、来場者から大きな関心を集めています。展示では、カタール国の海洋文化、伝統的なおもてなしの心、アイデンティティ、芸術、建築、自然、イノベーションといった要素をインタラクティブな体験で紹介しています。さらに、教育・エネルギー・経済・文化などの分野における日本とカタールの国の協力関係に焦点を当てています。
イベントの締めくくりとして、主催者であるカタールパビリオン運営委員会は、世界中の来場者に向け、カタールパビリオンを訪れ、カタール国の豊かな文化と魅力を体感してほしいと呼びかけました。
【出展概要】
・会場:2025年大阪・関西万博大阪・夢洲(ゆめしま)万博会場
・主催:カタールパビリオン準備委員会
・出展期間:2025年4月13日(日)~2025年10月13日(月)
・テーマ:From the Coastline, We Progress(沿岸から未来へ ─ カタールの歩み)
・コンセプト:カタールの発展の歴史と将来のビジョンを象徴する「水」と「海」をテーマに展示が行われます。古代の真珠採りの知恵と最先端のイノベーションが出会う場所。没入型パビリオンで、伝統と進歩、そして自然保護が完璧に調和したカタールのビジョンを、マルチメディアアートが鮮やかに描き出す様子をご覧ください。
・出展面積:1050平方メートル
・イベントホームページ:https://www.expo2025.or.jp/official-participant/qatar/