インフラメンテナンス国民会議 近畿本部フォーラムは、2025年5月22日(木)・23日(金)の2日間、大阪市の花博記念公園鶴見緑地 ハナミズキホール・附属展示場にて、「インフラメンテナンス国民会議 近畿本部フォーラム2025」を開催いたします。本フォーラムは、社会インフラの老朽化という全国共通の喫緊の課題に対し、地方公共団体をはじめとするインフラ管理者と、革新的な技術やノウハウを持つ民間企業・研究機関とのマッチングを促進し、実証実験を通じてその社会実装を目指すものです。また、これに先立ち、当フォーラムの情報発信拠点である公式サイトを2025年5月1日に全面リニューアルし、オンラインを通じた課題解決支援も強化いたしました。

※写真は近畿本部フォーラム2024実施時です。
社会資本の老朽化が進行し、その維持管理の高度化・効率化が急務となる中、本フォーラムは、インフラメンテナンス分野における最新技術や専門的知見が一堂に会する貴重な機会となります。会場では、100社を超える企業・団体(予定)が、点検・診断技術、補修・補強技術、防災・減災対策技術、そしてDX(デジタルトランスフォーメーション)・GX(グリーントランスフォーメーション)に貢献するICT・AI(人工知能)などの先端技術に至るまで、多岐にわたるソリューションを展示・実演します。
■主なプログラムと見どころ
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最新技術展示・実演 100社以上(予定)の企業・団体が、ドローンやロボットを活用した効率的かつ安全な点検技術、インフラの耐久性を飛躍的に向上させる新材料・新工法、AI(人工知能)を活用したデータ解析による予防保全システムなど、インフラメンテナンスの未来を担う最新技術や製品を具体的に展示。実演を交えながら、その効果を間近で体感いただけます。
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基調講演・専門セッション 国土交通省の担当官によるインフラメンテナンス政策の最新動向に関する基調講演のほか、「地域インフラ群再生戦略マネジメント(群マネ)」の推進状況と今後の方向性、「包括的民間委託」導入の先進事例や課題、「将来の土木技術者を育むための方策」といった、業界が直面する重要テーマについて、産官学それぞれの立場から専門家が登壇し、活発な議論や具体的な事例紹介を行います。
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実証実験報告会 近畿本部フォーラムが積極的に推進している、自治体の現場ニーズと民間企業の有望な技術を直接結びつけて実施した実証実験の成果を報告します。今回は、第28回実証実験「橋梁点検等における近接目視の代替技術(打音・触診と同程度の精度が期待できる技術)」および第29回実証実験「斜張橋等のケーブル点検技術」について、導入効果や実用化に向けた課題などを具体的に共有します。
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「インフラメンテナンス大賞」受賞企業プレゼン 日本国内のインフラメンテナンス分野において、特に優れた取り組みや技術開発を表彰する「インフラメンテナンス大賞」。その栄えある受賞企業による技術紹介やプレゼンテーションを実施し、先進的な事例を広く共有します。
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体験・展示コーナー 国土交通省近畿地方整備局の協力のもと、災害現場での情報収集や応急対策の拠点となる「防災・災害対策車両」、安全な場所からの遠隔操作が可能な「遠隔操作バックホウ」、橋梁の健全性維持に不可欠な「橋梁点検車」といった特殊車両を間近で見学できます。また、過去の大規模地震や将来発生が懸念される南海トラフ巨大地震の揺れをリアルに体験できる地震体験車も設置します。



2025年5月1日に全面リニューアルした公式サイト(https://infurakinkihonbu.jp/)は、デザインの一新による情報アクセシビリティ向上に加え、特に「オンラインマッチング会場」の機能を大幅に強化しました。このオンラインプラットフォームは、全国の自治体が抱えるインフラの具体的な課題(ニーズ)と、それらを解決できる企業の優れた技術(シーズ)を、時間や場所の制約を超えて効率的に結びつけることを目的としています。
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ニーズ起点の技術検索 自治体等が抱える具体的な課題内容から、関連する技術やソリューションを的確に検索できます。
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詳細な技術情報の発信・収集 出展企業は、製品・サービスの詳細説明、特長、導入事例、関連動画、PDF資料などを掲載可能。さらに、求人情報(1社1件まで)も掲載でき、人材確保にも繋げられます。掲載情報は企業自身がマイページから24時間365日、自由に更新可能です。
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フォーラム活動実績との連携 当フォーラムの活動報告や過去の実証実験レポートなど、信頼性の高い情報と連携することで、技術の有用性や実績を多角的に示し、マッチングの精度を高めます。
このオンラインプラットフォームを通じて、全国のインフラ課題解決に向けた新たな連携やイノベーション創出を力強く支援してまいります。
会期: 2025年5月22日(木) 10:00~17:00 (開場 9:30)
2025年5月23日(金) 10:00~17:00 (屋外展示は16:30まで)
会場: 花博記念公園鶴見緑地 ハナミズキホール・附属展示場
(大阪市鶴見区緑地公園2-163、Osaka Metro長堀鶴見緑地線「鶴見緑地駅」下車すぐ)
主催: インフラメンテナンス国民会議
インフラメンテナンス国民会議 近畿本部フォーラム
一般社団法人 国土政策研究会 関西支部
後援: 国土交通省、福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、神戸市、京都市、 大阪市、堺市、大阪商工会議所、国立研究開発法人土木研究所、西日本高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社、関西エアポート株式会社、阪神国際港湾株式会社、大阪ガスネットワーク株式会社、関西電力株式会社、株式会社日刊建設工業新聞社、他多数(詳細は公式サイトにてご確認ください)
入場料: 無料
イベント公式サイトURL: https://infurakinkihonbu.jp/tech-expo/2025
来場者用パンフレット
インフラメンテナンス国民会議(全国の総会員数3,178 ※2025年4月30日現在:行政会員1,486、企業会員1,106、団体会員188、個人会員398)の重要な地域拠点の一つです。近畿地方から「産官学民の総力戦」でインフラメンテナンスの高度化・効率化に貢献することをミッションとし、革新的な技術シーズの発掘からその社会実装までを力強く推進しています。オープンイノベーションの促進や異業種間の交流を通じて、メンテナンス産業全体の育成・活性化を目指し、日々活動しています。
https://www.youtube.com/watch?v=Q0npofQCvxc
【本リリースに関する報道関係のお問い合わせ先】
インフラメンテナンス国民会議 近畿本部フォーラム
事務局 電話:06-7777-4879(受付時間:平日10:00~17:00)
Email:forum@infurakinkihonbu.jp