新世界の街おこしを目的に若手商店主などで構成する新世界援隊が8月から、同所で活動する若手アーティストのCDを販売する企画「新世界CDショップ化計画」を始めた。
新世界援隊は2009年から、若いアーティストが活動できる場所を作ろうと月1回の割合でストリートライブを開いてきた。昨年、会場だったコンビニエンスストア(店頭)が閉店してからは毎週日曜に喫茶レストラン「グリルDEN・EN」でフリーライブを開いている。
同企画は「グリルDEN・EN」のほか、衣料品店「スパンク」、たこ焼き店「かんかん」の3店が参加。第1弾として女性2人組のアコースティックユニット「ぱんぷきんず。」が初めて制作したCD(2曲、500円)を扱っている。
新世界援隊代表の近藤正孝さんは「CDはダウンロードの時代に逆行していると言われるが、『これはどんな曲』と聞かれるなどコミュニケーションが生まれるのが新世界らしい」と話し、「10店の参加と10アーティストのCD販売を目標にする」という。